越後の美しい日本の文化

令和2年9月21日

『新潟県の歴史的建造物を見学しました』

北方文化博物館

新潟県新潟市江南区沢梅2-15-25

庭園、美術品、そして建物、日本の美しい文化がここにありました。日本の美を伝えるのに相応しい文化博物館になっています。

 越後の豪農伊藤家、館は明治15年から8年の歳月をかけ築かれました。8,800坪の敷地、部屋数65の純日本式住居で土蔵造りの門、総けやき造り唐破風の大玄関、30mの杉の丸桁。

庭園は、庭匠「田中泰阿弥」(たなかたいあみ)による池泉遊式庭園です。

 昭和21年、遺構保存のため「財団法人北方文化博物館」が創設され、これに全部寄付されたものです。豪農といっても伊藤家は、飢きんの時は自らが仕事をつくり、地域の方々を大切にしたと聞いたことがあります。

平成12年4月に国指定の登録有形文化財に登録されました。

 一度だけでなく、何度も見たい場所です。このような建物、庭、そして伊藤家の歴史などを感じて、技術を磨くことばかりでなく、美的センス・美的感覚を養うことも必要だなと感じました。

公益信託 大成建設自然・歴史環境基金助成事業

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この記事を書いた人

50年後100年後も歴史的建造物のある日本の文化的な風景を未来の子どもたちに残すために、左官の文化や左官の技術を後世に伝える活動をしています。

そして歴史的建造物の魅力と保存の重要性・左官職人の必要性を多くの方に知っていただき、塗り壁という日本の建築文化・生活文化の保存と普及につとめてまいります。

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